生ゴミ処理機おすすめ比較!

生ゴミの臭いやコバエの発生に悩んでいませんか?キッチンでの家事を快適にする強い味方、それが「生ゴミ処理機」です。特に人気の高い「パリパリキュー」と「ルーフェン」を中心に、特徴や口コミ、設置方法まで徹底解説します。

 

生ゴミ処理機の種類とメリット・デメリット

生ゴミ処理機には大きく分けて「乾燥式」「バイオ式」「ハイブリッド式」の3種類があり、今回紹介するパリパリキューとルーフェンはどちらも「乾燥式」に分類されます。乾燥式は温風で生ゴミの水分を飛ばして減量する仕組みです。

生ゴミ処理機のメリット

  1. 臭いの軽減:生ゴミから発生する不快な臭いを抑えられます
  2. 害虫の発生抑制:コバエなどの害虫を防止できます
  3. ゴミの減量:生ゴミの約80%は水分なので、乾燥させることで大幅に減量できます
  4. ゴミ出しの手間削減:ゴミの量が減ることでゴミ出しの頻度を減らせます
  5. 衛生的なキッチン環境:生ゴミをすぐに処理できるので、キッチンを常に清潔に保てます

生ゴミ処理機のデメリット

  1. 初期費用:家電としてはやや高価な部類に入ります(3万円~7万円程度)
  2. ランニングコスト:電気代やフィルター交換などの費用がかかります
  3. 設置スペース:キッチンに一定のスペースが必要です
  4. メンテナンス:定期的なお手入れや部品交換が必要です
  5. 処理できないもの:機種によって処理できない生ゴミがあります

それでは、人気の2機種「パリパリキュー」と「ルーフェン」について、実際の使用者の口コミをもとに詳しく見ていきましょう。

パリパリキュー 口コミ・評判

パリパリキュー

パリパリキューは、シマ株式会社(旧:島産業株式会社)が製造・販売する日本製の生ゴミ処理機です。2020年4月に販売開始され、2024年度グッドデザイン賞BEST100を受賞した上位モデル「パリパリキュー アルファ」なども含め、コンパクトで使いやすいと評判です。

良い口コミ

ニオイが気にならなくなった

「とくに気温が高い時期には、可燃ごみの日まで数日置いておいただけでニオイを発し始める生ごみ。過去に生ごみからコバエを大量発生させてしまった経験もあるため、ニオイや虫にびくびくしながら生活していました。それが、生ごみをパリパリキューにかけて捨てるようにしてからは、ニオイや虫に対する悩み・不安は激減しました。」

使い方が簡単で便利

「水を切るだけの簡単な下処理だけでOK。骨や貝殻など多少の硬い物も処理できるので、分別の手間が省けます。生ごみをセットするときは水を切るだけなので、こまごまとした下処理が不要なのも魅力的です。」

キッチンに置きやすいサイズ感

「コンパクトなサイズでキッチンカウンターやシンクに置けるほどコンパクト。本体はキッチンカウンターやシンクに置けるほどコンパクトです。」

脱臭機能が優秀

「ニオイは処理中も処理後もほとんどなく、キッチンに置いても問題ありません。乾燥式生ごみ処理機で気になる乾燥中のニオイは、活性炭を使った脱臭フィルターでしっかり脱臭されます。」

ゴミ出しの頻度が減った

「ニオイが出づらいのでしばらく置いておけて生ごみ自体の量も減るので、ごみ出し頻度も少なくなりました。」

悪い口コミ

電気代がかかる

「電気代はかかります。そこまでびっくりするような請求はまだ来ていませんが、電気代が上がっている時は地味に痛い出費かもしれません。」

処理時間が長い

「一回の処理時間は結構長い。入れすぎると下の方そこまでパリパリになってない。処理時間は9時間程度かかるモデルもあり、時間がかかります。」

フィルター交換のコスト

「活性炭が入った『脱臭フィルター』は定期的交換する必要があります。パリパリキューブライトアルファは、4ヶ月から9ヶ月で交換が目安だそう。」

魚の臭いが完全には消えない

「処理後のニオイを確認すると、だいぶ抑えられたものの魚臭が残っていたため評価は少々伸び悩む結果に。専門家からは『身の中心の油のニオイが残っている』との声が寄せられました。」

ルーフェン 口コミ・評判

ルーフェン

ルーフェン(loofen)は、2022年に日本で発売された韓国製の生ゴミ処理機です。世界累計120万台を超える販売実績があり、デザイン性に優れていることが特徴です。レッドドット・デザイン賞も受賞しています。

良い口コミ

デザインがおしゃれ

「ルーフェンはシンプルなデザインで臭い漏れも全くないため、キッチンのインテリアを邪魔することなく配置できました!現状のキッチン空間を保ちながら使える点がルーフェン購入の決め手です♪」

追加投入が可能

「ルーフェンは一度運転中の庫内は常に乾燥状態に保つように設計されているため、いつでもゴミを投入できます。稼働中も何度も開けて追加投入できるので、ゴミ箱感覚で追加できるのも楽ちんです!」

生ゴミの量が大幅に減少

「ルーフェン公式サイトによると、乾燥後の生ごみの量はなんと77%も削減されるとのことです!」

静音性が高い

「ルーフェンの動作は非常に静かで、夜間でも安心して使用できます。『本当についてる?』と思うぐらい終始静音です。寝る前や在宅ワーク中に稼働しても気になることはありません。」

臭いの問題が解決

「この暑さの中、家に戻った際のキッチンの生臭い臭いが、殆ど気にならなくなりました。生ゴミの臭いや小蝿の発生が無くなって衛生的になりました。」

悪い口コミ

本体サイズが大きい

「設置をしてみると、大きい…という印象でした。我が家のキッチンは既にほかの家電を置いており、ルーフェンを置くとまな板がおけなくなってしまいます。」

ランニングコストが気になる

「フィルター類のランニングコストがちょっと気になるけどでも良さそうだね。ルーフェンはランニングコストが高いというのがデメリットと言えるでしょう。約4,000円の活性炭フィルターカートリッジを時期になったら交換する必要があるためです。」

魚や臭いの強いものへの対応

「魚介類など臭いの強いものは一旦洗ってから処理機内に入れる必要があり、この一手間がデメリットに感じるかもしれません。」

価格が高い

「ルーフェンは高いから、パリパリキューにしようかな?パリパリキューの方が24,100円もお得になります。」

パリパリキューとルーフェンの比較

パリパリキューとルーフェン、どちらを選べばよいか迷っている方のために、主要な項目で比較してみました。

項目 パリパリキュー ルーフェン
価格 約4.2万円~7.7万円 約6.4万円~7.5万円
サイズ 幅245×奥行263×高さ320mm 幅270×奥行380×高さ350mm
重量 約4kg 約6kg
処理方式 温風乾燥式 温風循環式
最大処理量 約0.5~1kg/回 約1kg/日
処理時間 約4~9時間 約8時間
電気代 約13~27円/回 約20円/日
追加投入 不可 可能
推奨家族人数 1~5人用(機種による) 3~4人用
製造国 日本 韓国
カラー ホワイト、ピンク、グリーンなど ホワイト、ミント、ピンク、パープル、スモーキーグレー

上記の表から、パリパリキューはコンパクトさと価格の安さが魅力である一方、ルーフェンは追加投入可能で処理量が多いことがわかります。どちらも優れた製品ですが、ライフスタイルや重視するポイントによって最適な選択肢は異なります。

ディスポーザーとの違い

生ゴミ処理機と混同されがちなのが「ディスポーザー」です。ディスポーザーはシンクの排水口に設置し、生ゴミを粉砕して下水に流す装置です。一方、生ゴミ処理機は生ゴミを乾燥または分解して減量する家電製品です。

設置場所と工事の違い

項目 生ゴミ処理機 ディスポーザー
設置場所 キッチンの上など、コンセントがあれば自由 シンク下の排水口に固定
工事 不要(コンセントに差すだけ) 必要(排水設備の工事が必要)
マンション 設置可能 許可が必要または禁止の場合あり
購入・設置費用 3~7万円程度 本体+工事で10~30万円程度

処理方法の違い

項目 生ゴミ処理機 ディスポーザー
処理方法 温風乾燥による水分除去 粉砕して下水に流す
処理後 乾燥した生ゴミを可燃ゴミとして捨てる 下水に流れるため残りなし
処理できないもの 基本的にはほぼ全ての生ゴミOK 硬い骨、貝殻、種など
運転音 静か やや大きい
ランニングコスト 電気代+フィルター交換 水道代+電気代+定期メンテナンス

生ゴミ処理機は工事不要でどこでも設置できる手軽さがある一方、ディスポーザーは生ゴミを完全に処理できる利便性があります。ただし、ディスポーザーはマンションでは設置制限があることが多く、戸建てでも自治体の許可が必要な場合があります。

マンション・戸建てでの設置

マンションでの設置

生ゴミ処理機は特別な工事が不要なため、マンションでも安心して設置できます。コンセントがあればキッチンカウンターの上やシンク横などに置くだけで使用可能です。賃貸物件でも問題なく使えるのが大きなメリットです。

ただし、設置場所のスペースには注意が必要です。特にルーフェンはパリパリキューよりもやや大きいため、設置前に寸法を確認しておきましょう。近年のマンションではキッチンが狭い物件も多いので、事前に設置スペースを測っておくことをおすすめします。

戸建てでの設置

戸建ての場合も基本的にはマンションと同様、工事不要で簡単に設置できます。キッチンだけでなく、パントリーやユーティリティスペースなど、より広い場所に設置することも可能です。

戸建ての場合はスペースの自由度が高いため、生ゴミ処理機の置き場所に困ることは少ないでしょう。ただし、電源の位置や日常的な使いやすさを考慮して設置場所を決めることが大切です。

助成金について

生ゴミ処理機は家電としてはやや高価ですが、自治体によっては購入に対する助成金制度を利用できる場合があります。これを活用することで、お得に生ゴミ処理機を導入することが可能です。

助成金制度の例

自治体例 助成金額 条件
栃木県宇都宮市 購入費の9割(上限60,000円) 市内在住、購入前に申請
東京都渋谷区 購入費の1/2(上限20,000円) 区内在住、購入後6ヶ月以内に申請
神奈川県綾瀬市 購入費の9/10(上限45,000円) 市内在住

助成金制度は自治体によって大きく異なります。パリパリキューとルーフェンの公式サイトでは、郵便番号を入力するだけで居住地域の助成金制度を調べられるサービスを提供しています。購入前に必ず確認しておきましょう。

助成金申請の注意点

  • 自治体によっては購入前の申請が必要な場合があります
  • 助成金には予算上限があるため、早めの申請がおすすめです
  • 一世帯当たりの申請回数に制限がある場合も(例:5年に1回など)
  • インターネット通販での購入は対象外の自治体もあります

使い方とメンテナンス方法

基本的な使い方

パリパリキューの場合

  1. 生ゴミの水気を切る
  2. 付属のバスケットに生ゴミを入れる(三角コーナー代わりに使える)
  3. バスケットが一杯になったら本体にセット
  4. 運転ボタンを押す(パリパリモードまたはソフトモード)
  5. 乾燥完了後、取り出して可燃ゴミとして捨てる

ルーフェンの場合

  1. 生ゴミの水気を切る
  2. 本体のふたを開けて生ゴミを投入
  3. ふたを閉める(自動的に運転が開始・継続される)
  4. 生ゴミが出るたびに追加投入可能
  5. バスケットが一杯になったら取り出して可燃ゴミとして捨てる

メンテナンス方法

フィルター交換

  • パリパリキュー:脱臭フィルターの交換目安は4~9ヶ月
  • ルーフェン:活性炭フィルターの交換目安は3~6ヶ月

臭いが気になり始めたら交換時期のサインです。フィルターは公式サイトやAmazon、楽天市場などで購入できます。

日常のお手入れ

  • バスケットは水洗い可能(食洗機も使用可能な場合あり)
  • 本体は水洗い不可(乾いた布やウェットシートで拭く程度に)
  • 長期間使用しない場合は、内部を十分に乾燥させてから保管する

処理できる生ゴミ・できない生ゴミ

基本的には一般家庭で出る生ゴミであれば処理可能です。野菜くず、果物の皮、魚の骨、肉の脂身、茶葉、コーヒーかすなどほとんどの生ゴミを処理できます。

ただし、以下のものは注意が必要です:

  • 水分の多すぎるもの(十分に水気を切る)
  • 油分の多すぎるもの(キッチンペーパーなどで拭き取る)
  • 熱いもの(常温に戻してから投入)
  • 生ゴミ以外のもの(プラスチック、金属など)

まとめ:あなたに最適な生ゴミ処理機は?

パリパリキューとルーフェン、どちらも優れた生ゴミ処理機ですが、あなたのライフスタイルに合った機種を選ぶことが大切です。

パリパリキューがおすすめな人

  • コンパクトさを重視する方
  • 価格を抑えたい方(特に助成金を活用できる場合)
  • 日本製にこだわりたい方
  • 少人数世帯の方
  • シンプルな操作性を求める方

ルーフェンがおすすめな人

  • デザイン性を重視する方
  • 生ゴミをその都度投入したい方(追加投入機能)
  • 処理量が多い大家族の方
  • キッチンのインテリアとして映えるものを探している方
  • 最新テクノロジー(AI機能)を求める方

生ゴミ処理機は日々の家事を快適にする強い味方です。臭いやコバエの悩みから解放され、ゴミ出しの負担も軽減できます。自治体の助成金制度も活用して、ぜひ生活の質を高める一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。